プログラム内の問題のあるパスの調査

関連項目

特定のセクションのコードへのパスやそのコードからのパスが多数存在するプログラムの場合、これらのパスの一部が、あるいはたった 1 つのパスがパフォーマンスの問題を引き起こす重大な原因である可能性があります。 「呼び出し元-呼び出し先」タブを使用すれば、呼び出しツリーを操作してこれらのパスを検索することができます。

1 個または複数の重大なパスを見つける手順は、次のとおりです。

  1. 以下のどちらかの操作を行い、調べるメトリックの包括値を選択します。

    さまざまなパスに対するメトリックの割合を調べるには、値とともにパーセンテージも選択するとよいでしょう。

  2. 「関数」タブにおいて、最も興味がある包括的メトリックの列見出しをクリックし、このメトリックをソートメトリックにします。
  3. メトリック値が高い、目的の関数を選択します。

    例としては、多数のパスの分岐元であったり収束先であったりする関数が挙げられます。

  4. 選択した関数 ComputeA() が「呼び出し元-呼び出し先」タブの中央区画に表示され、その呼び出し元が上部区画に表示されます。

    選択した関数が中央区画に表示されます。

  5. 最も興味がある包括的メトリックに対応する属性メトリックの列見出しをクリックし、この属性メトリックをソートメトリックにします。
  6. 呼び出し元または呼び出し先のメトリックを調べます。
  7. 属性メトリックの値またはパーセンテージが高い関数を選択します。

    新たに選択した関数が中央区画に表示され、その呼び出し元が上の区画、呼び出し先が下の区画に表示されます。

  8. 高メトリック値の原因である 1 個または複数のパスを見つけるまで、手順 7 を繰り返します。

    検索方向を逆にするには、呼び出し元区画と呼び出し先区画を入れ替えます。

tip 呼び出しツリーを操作しながら各関数のメトリックを調べるには、「概要」タブを参考にします。

重大なパスが見つかったら、メトリック値をもたらした原因であると思われる引数やコード構築をコード内で検索します。 選択した関数が入っているファイルは、「ソース」タブを使用することによっても表示できます。

関連項目
「呼び出し元-呼び出し先」タブ
排他的メトリック、包括的メトリック、属性メトリック
「概要」タブ
「ソース」タブ
「関数」タブ

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