切り捨てられた実験

ここでは、プログラムの実行時間から判断して予想より実験が短くなった状況をいくつか紹介します。

プログラムが exec を呼び出した

パフォーマンスデータを収集しているプログラムが exec(2) またはその可変部分の呼び出しに成功すると、コレクタライブラリが読み込み解除されます。 実験は異常切り捨てされ、以降のデータは収集されません。 派生プロセスに関するパフォーマンスデータの収集を続けるには、-F on オプションを付けて collect(1) コマンドを使用します。

ハードウェアカウンタ実験が切り捨てられる

cputrack(1) が実行を開始すると、プログラム終了前にハードウェアカウンタ実験が終了することがあります。 cputrack が実行されると、すでにハードウェアカウンタを使用しているプログラムからハードウェアカウンタの制御を奪います。 コレクタはハードウェアカウンタの制御が失われたことを検出し、実験を閉じます。


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