適切なプロファイル間隔を選択するには、充分な統計データの収集とプログラムのパフォーマンスの歪みを最小限に抑える点とのバランスが必要になります。 デフォルトの通常間隔は 10 ミリ秒で、この場合パフォーマンスの歪みは 5 % 以下に抑えられます。
データの収集量は、プロファイル間隔に反比例します。 実験が大規模になり過ぎたときは、プロファイル間隔を長くして収集データの量を減らせますが、データの統計的な品質も低下します。
プロファイル間隔はシステムクロック分解能の倍数に制限されます。 選択した間隔がシステムクロック分解能の倍数でない場合は、次の処理が実行されます。
デフォルトのシステムクロック分解能は 10 ミリ秒です。 これより高分解能でプロファイルを実行したい場合は、システムクロックレートを変更して 1 ミリ秒に設定できます。 これを実行するには root 権限が必要です。
システムクロックレートを 1 ミリ秒に指定する
詳細については『Solaris Tunable Parameters Reference Manual 』(英語版)を参照してください。
関連項目 | |
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パフォーマンスデータの収集 クロックデータ 実験サイズの予測 実験サイズの制御 |