デバッガを使用してパフォーマンスデータを収集する手順は、次のとおりです。
「出力」ウィンドウの「メモリー使用」タブと「アクセスエラー」タブの両方がオフになっていることを確認します。これは、メモリーアクセス検査とメモリー使用検査が無効になっていることを示します。
デフォルトでは、メモリーアクセス検査とメモリー使用検査は無効です。
「デバッグ」「パフォーマンスツールキット」
「コレクタを有効に」を選択します。
「コレクタ」ダイアログが開きます。
時間ベースのプロファイル。 タイミングの情報が必要な場合は、時間ベースのプロファイルデータを収集してください。 デフォルトでは時計ベースのプロファイルは有効です。 コンボボックスからプロファイル間隔を選択することができます。
プロファイル間隔の詳細は、プロファイル間隔値の選択を参照してください。 このデータタイプに関する詳細は、時計データを参照してください。
同期待ちトレース。 マルチスレッド型プログラムでの同期化に関する情報が必要な場合は、同期待ちトレースデータを収集してください。 「最小遅延」コンボボックスの「測定」項目は、遅延の微小な同期化関数への呼び出しをマスクします。 「すべて」を選択すると最小遅延が 0 (ゼロ) に設定されます。 「カスタム」を選択すると、任意の値をマイクロ秒単位で指定できます。
このデータタイプに関する詳細は同期待ちのトレースデータを参照してください。
ハードウェアカウンタオーバーフロープロファイル。 プロセッサのイベントに関する情報が必要な場合は、ハードウェアカウンタのオーバーフロープロファイルデータを収集してください。 この項目が選択不可になっている場合は、使用中のコンピュータではハードウェアカウンタオーバーフロープロファイルがサポートされていません。
標準カウンタ (別名の付いたカウンタ) を選択するには、「カウンタ名」コンボボックスからカウンタを選択します。 「カウンタ名」コンボボックスに表示されないカウンタを選択したい場合は、コンボボックスから「その他」を選択し、カウンタの名前をテキストボックスに入力します。 カウンタ一覧は「表示」をクリックすると表示されます。 その後、「完全なハードウェアカウンタ一覧」ダイアログボックスからカウンタ名をカット&ペーストします。 一覧のフォーマットはハードウェアカウンタ一覧に説明があります。
「オーバーフロー値」コンボボックスでの低分解能、通常、および高分解能項目に対応した値は、カウンタごとに異なります。 これらの値はハードウェアカウンタ一覧に表示されます。 ハードウェアカウンタ名を入力するために「その他」を選択した場合は、これらの値は 0 (ゼロ) に設定され、デフォルト (通常) の値が選択されます。 デフォルト値以外の値を指定したい場合は、「カスタム」オプションを使用してください。 このデータタイプに関する詳細はハードウェアカウンタデータを参照してください。
定期的な標本。 標本ポイント (大域データ) を一定間隔で記録したい場合は、「定期的な標本」チェックボックスを選択します。 コンボボックスから標本収集間隔を選択することができます。
コレクタ設定に誤りがあり、訂正する場合は、「デバッグ」「パフォーマンスツールキット」
「コレクタを無効に」を選択することによって、いったんコレクタを無効にする必要があります。
その後、再びコレクタを有効にして、構成を変更します。 誤りを見つけた際にコレクタを無効にしないと、プログラムの実行時に最後に有効な構成が使用されます。
データの収集の設定で問題が起きた場合は、パフォーマンスデータの収集時の問題を参照してください。
関連項目 | |
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パフォーマンスデータの格納場所 パフォーマンスツールの「収集」ウィンドウからのパフォーマンスデータの収集 動作中プロセスのパフォーマンスデータの収集 |