ここでは、パフォーマンスデータの収集時に起きやすい、一般的な問題について説明します。 コレクタの構成上の問題を解決するには、「デバッグ」「パフォーマンス」
「コレクタを無効に」を選択して、まずコレクタを無効にする必要があります。 その後、再びコレクタを有効にして、構成を変更します。 誤りを見つけた際にコレクタを無効にしないと、プログラムの実行時に最後に有効な構成が使用されます。
コレクタを有効にするには、dbx デバッガに事前にプログラムが読み込まれている必要があります。
実験名の末尾は .er になっている必要があります。 同じ実験名が既にある場合、コレクタは既存の実験を上書きしないで、入力された実験名を拒否します。
実験グループ名の末尾は .erg になっている必要があります。 また、グループ名にはパスを含めないで下さい。これは、実験ディレクトリがグループ名の最初に挿入されるためです。
コレクタは既存の実験を上書きしません。 代わりに実験名の stem.n.er のうち、n で示される番号を、名前が重複しなくなるまで増分していきます。
プロファイル間隔値はシステムクロック分解能の倍数に丸められます。 システムクロック分解能の倍数より小さい場合は、最も近い倍数に切り上げられ、大きい場合は最も近い倍数に切り下げられます。
異なるレジスタをカウントするカウンタを選択する必要があります。 「表示」をクリックしてハードウェアカウンタの一覧を表示し、選択したカウンタに対応するレジスタ番号を確認してください。
「コレクタ」ウィンドウのハードウェアカウンタオーバーフロープロファイルの部分が選択不可になっていた場合、ハードウェアカウンタオーバーフロープロファイルは、使用中のコンピュータでは利用できないことを示しています。
「表示」ボタンを有効にするには、「カウンタ名」コンボボックスから「その他 (Other)」を選択する必要があります。
記録済みの標本の無効化は「コレクタ」ウィンドウからは実行できません。 dbx がプロセスを停止させたときに、標本を無効にしたい場合は、「出力」ウィンドウの「dbx コマンド」タブを使って collector dbxsample off コマンドを入力してください。
関連項目 | |
---|---|
実験名 プロファイル間隔の値の選択 ハードウェアカウンタデータ |