プログラムのデータオブジェクト

関連項目

プログラムのデータオブジェクトには、定数、変数、配列、構造体や共用体などの集合体のほか、別個の集合体要素などがあります。 パフォーマンスアナライザは、パフォーマンスメトリックをプログラムのデータオブジェクトに個別に関連付けることも、集団として関連付けることもできます。

次の表で説明しているように、合成データオブジェクトもいくつか定義されています。

データオブジェクト 説明
<合計> データオブジェクト総体で、プログラムデータ全体を 1 つのまとまりとして表すデータオブジェクト
<スカラー> スカラー定数および変数データオブジェクト総体を表すデータオブジェクト
<未知> データオブジェクトが見つからないすべてのイベントを収集するデータオブジェクト
(確定不可) ハードウェアカウンタプロファイルのサポートのないコンパイルオブジェクトからの参照、または収集中の適切なバックトラックのない実験における参照されるデータオブジェクト
(確認不可) バックトラックの適切さの検査には不十分なハードウェアカウンタプロファイルのサポートのデータオブジェクト
(解決不可) バックトラック中に制御転送ターゲットを検出したために解決不能なデータオブジェクト
(未指定) コンパイラによってメモリー参照命令として指定されたデータオブジェクト
(未識別) コンパイラが提供する記述子を識別しないデータオブジェクト
(未特定) コンパイラが提供するシンボル情報から特定されないデータオブジェクト
(無名) 集合体内の指定されたデータオブジェクト間の空間

パフォーマンスアナライザのタブは、データ派生メトリックとともに、注釈付きのプログラムのデータオブジェクトまたはデータオブジェクトレイアウトの順位付け可能な一覧を表示することができます。

どちらのタブでも、プログラムデータオブジェクトが選択されると、「概要」タブにそのメトリックとその他の情報が表示されます。

データ派生メトリックは、関連するハードウェアプロファイルのサポート付きでコンパイルされたオブジェクトに対して有効なバックトラックを使用して収集した、メモリー操作に対するハードウェアカウンタイベントから得られます。 最初に表示されるメトリックは、収集されたデータと包括的および排他的 (コード) メトリックに対するデータ表現の設定に基づいて表示されます。

データ派生メトリックは、データオブジェクトにのみ適用され、包括的 (コード) メトリックに類似しています。 つまり、集合の 1 つの要素に対するメトリック値も、その集合のメトリック値に含まれています。

関連項目
「データレイアウト」タブ
「データオブジェクト」タブ
「概要」タブ

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