このリリースでは、派生プロセスに対する dbx を使用したパフォーマンスデータの自動収集はサポートしていません。 派生プロセスのデータを自動的に収集したい場合は、collect コマンドを使用してください。
派生プロセスに対する dbx を使用したデータ収集の方法、および親プロセスで fork や exec に対する呼び出しがあったときのデータ収集について以下に説明します。
親プロセスが fork を呼び出した後でも、親プロセスからのデータ収集は継続します。 派生プロセスからデータを収集するには派生プロセスに dbx を接続し、データ収集を有効にします。 詳細については、動作中プロセスのパフォーマンスデータの収集を参照してください。
親プロセスが exec を呼び出して、その呼び出しが失敗しても、何も起きなかったのかのようにデータ収集は続けられます。 親プロセスが exec を正常に呼び出すと、データ収集に使用しているツールに関係なく、親プロセスに対する実験は異常終了します。 異常終了した実験でもパフォーマンスアナライザで読み取ることはできます。 ただし、dbx が実行された親プロセスの実験を正常に終了させたい場合は、exec への呼び出しの前にブレークポイントを設定し、そこでプログラムが停止したら実験を終了させます。 派生プロセスでは新しい実験を開設し、dbx が親プロセスを停止させた時点から派生プロセスを開始してデータを収集します。
パフォーマンスデータの収集 |