更新日付: 2004 年 2 月 27 日 |
Sun Studio 9: Fortran 77 Readme |
重要
この Sun[tm] Studio リリースには、別個の FORTRAN 77 コンパイラ、f77 は含まれていません。 最近のリリースでは、多くの FORTRAN 77 機能が Fortran 95 コンパイラ、f95 に移行しています。 f77 コンパイラの機能の多くは、Fortran 95 コンパイラで利用できます。
今回のリリースでは、f77 コマンドは、適切なデフォルト設定で f95 コンパイラを呼び出すスクリプトになっています。
f95 -f77 -ftrap=%none
以前に FORTRAN 77 コンパイラでコンパイルされたライブラリルーチンにリンクする必要がある場合、コマンド行に -xlang=f77 を追加してください。
f77 -xlang=f77 または、 f95 -f77 -ftrap=%none -xlang=f77FORTRAN 77 プログラムが f95 コンパイラでコンパイルされない場合、標準 Fortran 95 言語に準拠するようにプログラムを移行するか、Forte Developer 6 update 2 リリースの f77 コンパイラを使用します。
f77 スクリプトを呼び出すと、警告メッセージが表示され、f95 が -f77 互換性モードで使用されている事実が通知されます。 このメッセージを表示しないようにするには、コマンド行に -errtags=INVOKE を追加します。
-fast フラグを使用してコンパイルを実行する場合、このフラグがトラップモードを「トラップなし」から「一般のトラップ」に変更することに留意してください。 Fortran 77 の動作を維持するには、-fast フラグのあとに -ftrap=%none を明示的に追加する必要があります。
f77 -fast -ftrap=%nonef95 コンパイラおよび -f77 互換性モードの詳細については、Fortran 95 マニュアルページおよび Fortran 95 readme ファイルを参照してください。
FORTRAN 77 の互換性の問題については、『Fortran ユーザーズガイド』を参照してください。
考察
個別の手順でコンパイルとリンクを実行する場合、リンクしなければならないライブラリのリストは、旧リリースの f77 で使用していたものと異なります。 ld の代わりに f77 コマンドを使用してリンクを実行してください。
関連文書
ソフトウェアとともにインストールされているマニュアル索引を使用すれば、Fortran 95 コンパイラのマニュアルをすべて検索できます。 ブラウザで file:/opt/SUNWspro/docs/index.html を開いてください。 また、マニュアルは Web サイトの http://docs.sun.com/ にも掲載されています。 Fotran のマニュアルには、 『Fortran ユーザーズガイド』、『Fortran プログラミングガイド』、『Fortran ライブラリ・リファレンス』が含まれています。
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