ここでは、collect コマンドを実行して表示される、または「完全なハードウェアカウンタ一覧」ダイアログボックスに表示されるハードウェアカウンタの一覧について説明します。
カウンタ一覧では、別名のあるカウンタが最初に置かれ、その後にレジスタ 0 で使用可能なカウンタ、レジスタ 1 で使用可能なカウンタが続きます。 このため、別名のあるカウンタは、別名が付いた状態と別名がない状態の計 2 回現れます。 別名がないものには、カウンタに異なるオーバーフロー値を割り当てることができます。 別名のあるカウンタのデフォルトオーバーフロー値は、時間データとほぼ同じデータ収集速度をもたらすように選択されています。
カウンタ一覧での別名付きカウンタのエントリの形式は、次の例のとおりです。
CPU サイクル (cycles = Cycle_cnt/*) 9999991 hi=1000003, lo=100000007
最初のフィールドである CPU サイクルは対応するパフォーマンスアナライザのメトリック名です。 cycles はカウンタ名の別名で、= (等号) の左側 (丸括弧内) に示されます。 等号の右側の Cycle_cnt/* には内部名が含まれています。Cycle_cnt は単独で cputrack(1) によって使用され、次にスラッシュと 0 か 1 のレジスタ番号が続きます。 レジスタ番号に * が表示されている場合は、どちらのレジスタもカウントできることを示します。 閉じ括弧に続く最初のフィールドがデフォルトのオーバーフロー値、次のフィールドがデフォルトの高分解能オーバーフロー値、最後のフィールドがデフォルトの低分解能オーバーフロー値です。
カウンタ一覧の別名のないエントリの形式は、次の例のとおりです。
Cycle_cnt イベント (reg. 0) 1000003 hi=100003, lo=9999991
Cycle_cnt は、cputrack(1) によって使用される内部名です。 文字列 Cycle_cnt イベントは、このカウンタのパフォーマンスアナライザメトリック名です。 その次の丸括弧内に、イベントがカウントされるレジスタが表示されます。 閉じ括弧に続く最初のフィールドがデフォルトのオーバーフロー値、次のフィールドがデフォルトの高分解能オーバーフロー値、最後のフィールドがデフォルトの低分解能オーバーフロー値です。
関連項目 | |
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パフォーマンスデータの収集 ハードウェアカウンタデータ ハードウェアカウンタを使用するプログラム |