ハードウェアカウンタを使用するプログラム

関連項目

ハードウェアカウンタライブラリ libcpc.so(3) を直接使用するプログラムでハードウェアカウンタのオーバーフロープロファイルデータを収集する場合は、コレクタライブラリによるハードウェアカウンタの使用が、プログラムによる使用より優先されます。 これはハードウェアカウンタライブラリの関数に介入することによって行われます。 プログラムによるハードウェアカウンタ関数への呼び出しは、コレクタライブラリによってさえぎられます。コレクタは戻り値として -1 を返し、errno に「ビジーシグナル」を設定します。 ハードウェアカウンタの実験データを収集するには、プログラムがこの値を正常に処理できる必要があります。

ハードウェアカウンタのオーバーフロープロファイル収集が失敗する一例に、プログラムが libcpc.so を使用している場合があります。 コレクタライブラリ libcollector.so を事前に読み込まないまま、プロセスに dbx を接続してパフォーマンスデータの収集を有効にすると、ハードウェアカウンタの実験の結果には誤ったデータが含まれていることが多くなります。

関連項目
動作中プロセスのパフォーマンスデータの収集
ハードウェアカウンタデータ


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