MPI プログラム

関連項目

MPI ライブラリを呼び出すプログラムのパフォーマンスデータは、collect コマンドを使用すると最もうまく収集できます。 データを収集するには、mprun コマンドによるプログラム名の指定以前に、collect コマンドと必要な引数を挿入します。

mprun -np nproc collect collect-arguments program-name
MPI プログラムのパフォーマンスデータを dbx を使用して収集する場合は、スクリプトに dbx collector コマンドを挿入します。 mprun -np nproc dbx program-name < collection-script

実行中の MPI プログラムのパフォーマンスデータは、各 MPI プロセスに dbx を接続することで収集できます。 ただし、dbx の接続にかかる時間は、プロセス間の同期化に影響を与え、MPI プログラムの実行以前にコレクタライブラリを事前に読み込んでおかない限り、MPI トレースデータが収集できなくなります。

MPI を使ったデータ収集では、各 nproc MPI プロセスに対して実験がそれぞれ作成されます。 デフォルトの実験名は stem.n.er の形式をとり、n はプロセスの MPI 順位、stem は指定された実験グループ名の語幹となります。 stem に対する指定がない場合は、test となります。 名前が明示的に指定されると、実験に対する名前指定の通常の方式が適用され、n と MPI 順位の対応はなくなります。

関連項目
実験名
実験グループ
MPI トレースデータ
動作中プロセスのパフォーマンスデータの収集


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