パフォーマンスデータは、対象となるプログラムの実行中にコレクタによって収集されます。 コレクタは収集したデータをファイルに書き込み、このファイルを、パフォーマンスアナライザが読み取り、解析、表示します。 これらのファイルについての詳細はパフォーマンスデータの格納場所を参照してください。
コレクタは、プロファイルデータとトレースデータの 2 つのクラスのデータを収集します。 プロファイルデータは、ユーザーが指定する一定の間隔でデータを記録したものです。 トレースデータは、さまざまなライブラリルーチンに対する呼び出しの情報です。
コレクタによるプロファイルには、時間ベースのプロファイルとハードウェアのカウンタオーバーフローによるプロファイルの 2 種類があります。 コレクタによるトレースには、同期遅延トレースと MPI トレース、ヒープ (メモリー割り当て) トレースの 3 種類があります。
コレクタは、正確なタイミング情報を含む、プロセスの大域データも収集します。 このデータは、標本ポイントと呼ばれるレコードに記述されています。
コレクタによって収集されたデータは、パフォーマンスアナライザによってメトリックと呼ばれるプログラムのパフォーマンスを計測するためのデータに変換されます。
パフォーマンスデータの種類に関する情報については、次の項目のどれかを参照してください。
クロックデータ
ハードウェアカウンタデータ
同期待ちトレースデータ
MPI トレースデータ
ヒープのトレース(メモリーの割り当て)データ
標本ポイント