マニュアルページ system.3f




名前

     system - オペレーティングシステム・コマンドの実行


形式

     integer function system (string)
     character*(*) string


機能説明

     関数 system は、 string をコマンドとして入力されたかの よ う
     に、 入力としてシェルに渡します。環境変数 SHELL が設定されて
     いる場合、その値がコマンドインタプリタ (シェル) として使用さ
     れます。それ以外の場合は、 sh (1) が使用されます。

     現在のプロセスは、コマンドが終了するまで待機します。戻 り 値
     は、 シェ ル の 終了ステータスになります。この値については、
     wait(2) を参照してください。

     cc と f77 はその歴史から、異なる想定の元に開発されています。
       cc が system を呼び出すと、常に Bourne シェルが呼び出さ れ
       ます。
       f77 が system を呼び出すと、呼び出されるシェルは、環境変数
       SHELL の値によって決まります。

     関数 system は、オープンされているファイルをすべてフラッシュ
     します。

     出力ファイルの場合、バッファの内容は実際のファイルに フ ラッ
     シュされます。

     入力ファイルの場合、ポインタの位置は予測できません。

     system 関数は MT-safe(マルチスレッド環境で使用しても安全) で
     はありませんので、マルチスレッド環境での使用は危険です。


ファイル

     libfui.a


関連項目

     execve(2)wait(2)system(3c)sh(3F)


使用上の留意点

     string は、1023 文字を超えないようにしてください。